介護職員初任者研修の実際の業務とは?24時間密着レポート

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炊事

介護とは、ひとりひとりが自分の生き方や思いを大切にして過ごしてきた人生の一部をサポートする仕事です。

 

一見すると、ただの日常をサポートすると思われがちですが、それは違います。

 

起床から始まり1日を終えて寝て、翌朝起きるという日々のことですが、その人の人生においてとても大切なことです。

 

そして、生死のタイミングにも関わることがあるのです。

現役の介護職員いわく、介護の仕事はとても濃いものだと教えてくれました。

 

仕事内容は働く場所にもよって異なり、とにかくいろいろな業務があります。

 

現場を知らない方にとっては、体をつかう肉体労働ばかりでキツイのでは?と認識しているかもしれません。

 

または、おむつ交換ばかりの仕事ではないのか?などのマイナスなイメージもあるでしょう。

 

働く時間帯も、勤務形態によっては夜勤もあって生活が不規則になってしまうなどの不安をお持ちかもしれません。

 

そのへんで流れてくる噂や話を聞いているだけですと、とにかく大変そうなイメージばかりです。

 

しかし、一人の人間の人生や生き方をお手伝いする仕事はある意味特殊なもの。

 

その人がその人らしく生きていきたいと思う気持ちを実現するために介護は必要であり、介護職とは利用者さんのそういう思いを実現するためのサポートをする仕事です。

 

介護職に就くなら、誰かのために力になりたいという気持ちがとても大切になります。

老人を思い出す

 

そして、利用者さんの生活を見守り、個々の大切な思いを尊重しながらサポートができたときの達成感は何ものにも変えられません。


これこそが、介護の仕事の一番のやりがいなのです。


これから介護のお仕事をするという方が、介護の仕事のイメージをしやすいように施設や訪問介護など、それぞれの場所でどんな仕事をしているのか密着しました。

 

1日の仕事の流れを紹介しますので、これから介護現場で働こうと考えている方は参考にしてください。

 

また、1日の仕事のながれを実際に見比べて、自分にあった働き方や働き場所の参考にしてください。

介護施設で働く介護職員初任者の1日

 

介護施設は24時間、常にだれかがいる状態です。

 

早番・遅番・夜勤の交代制の勤務がきほんとなります。

 

仕事の流れは施設で決まっている生活リズムに合わせて利用者さんをサポートすることが主になります。

 

では、はじめに介護施設での仕事の流れを見ていきましょう。

 

介護施設での1日

7:00

起床
介護スタッフによる起床介助・着替え・排せつ介助
(ベッドから起こし車椅子へ乗せる。トイレまでの移動介助や、おむつ交換を行う)

 

朝食をとるために食堂へ移動する際に、必要なかたには移動時のサポートを行う。

7:30

食事
キッチンで用意された食事を配膳する。

 

中には細かく刻んだもの、ペースト状のものなど、利用者の食形態に合わせてかえているので、確認しながら食事を運びます。 

 

自分で食べることができない方には、スタッフが介助して食べてもらいます。

 

同時に水分補給をするようにサポートを行います。

 

また、食後に薬を飲む方に対しては、飲む薬の種類や量を間違えないようにサポートします。

8:30

口腔ケア
歯ブラシや入れ歯洗浄など、食事の後の口のケアを手伝います。

9:00

身体チェック、排せつ
看護師による健康・体調のチェックが行われ、同時に排せつ介助の時間となります。

10:00

個別のスケジュール
入浴介助・お部屋の掃除・シーツ交換・洗濯・レクリエーションなどの業務となります。

 

入浴では、寝たきりの方や一人で座ることができない方には機械浴を使用します。

 

一部介助で入浴できる方などそれぞれですので、その方の体の状態にあわせた支援を行います

12:00

昼食
昼食配膳・食事介助・水分補給・服薬介助

 

朝食時と同様の業務を行います。

13:00

口腔ケア・排せつ
(午前中に入浴が済んでいない方には随時介護スタッフにより入浴介助が行われます)

14:00

個別のスケジュール
レクリエーション・機能訓練など(理学療法士がいるところはリハビリもある)、利用者さんのスケジュールに応じてサポートします。

 

この時間帯は趣味や習いごとなどを行う自由な時間ですので、必要に応じて利用者さんのお手伝いを行います。

 

多くの施設ではレクリエーションが行われる時間帯ですので、その場合には介護スタッフはレクリエーションの促しや手伝い、利用者と一緒に交流したりします。

 

また、リハビリの手伝いをすることもあります。

15:00

おやつ・水分
おやつ配膳・水分補給

16:00

個別の自由時間
レクリエーションや自由時間の時間となりますので、介護スタッフは生活援助として掃除や洗濯、洗濯ものとりこみや収納、ベッドメイクをするなどを行います。

 

また、排せつ介助も行います。

17:30

夕食
夕食配膳・食事介助・水分補給・服薬介助

 

朝食時と同様の業務を行います。

18:30 口腔ケア・排せつ
19:00

就寝準備、排せつ
就寝に備えて、着替えや排せつ介助を行います。

20:30

投薬
寝る前に薬を飲む必要がある方には、投薬介助します。

21:00  消灯
21:00以降

就寝
消灯後は、ナースコールされた場合の待機と2時間ごとの見回りが業務です。

 

必要なかたには排せつ介助も行い、また、寝返りができない方には体位交換を行います。

 

以上が施設での1日の流れとなりますが、休憩はスタッフ間で交代でとります。

 

また、合間には、日々の介護記録の入力や交代スタッフとの申し送りも必要な業務です。

施設の仕事では、1人になることは殆どありません。

 

分からないことがあれば誰かに聞いたり確認することができます。

 

訪問介護現場で働く介護職員初任者の1日

 

それでは次に、1人で利用者宅に訪問するヘルパーの1日を追ってみましょう。

 

基本は自宅から利用者宅への直行直帰となります。

 

訪問ヘルパーとして働くTさんの1日

8:30〜9:00

1件目のA様宅で身体介護
朝の着替え・排せつ介助・デイサービスに出かけるための荷物準備

 

デイサービスへの送り出し
(デイサービスのお迎えの時間に合わせて、玄関まで送り出す)

移動時間 移動
9:15〜10:00

2件目のB様宅で生活援助
洗濯・掃除(トイレ、浴室、寝室、居間など)

移動時間 移動
10:30〜11:30

3件目のC様宅で身体介護
入浴介助
(入浴準備、お湯張りから着替えの準備など、体や髪を洗う手伝い、浴槽への移動、着替え、浴室の掃除)

お昼休憩

事業所に帰宅して昼食
事業所に寄った際には、同僚ヘルパーやサービス提供責任者と情報交換、報告・連絡・相談などをします。

移動時間 移動
13:30〜14:30

4件目のD様宅で生活援助
買い物代行、夕食作り(近くのスーパーへ買い物に行き、夕食を作る)

移動時間 移動
15:00〜16:00

5件目のE様宅で身体介護
入浴介助(入浴準備、お湯張りから着替えの準備など、体や髪を洗う手伝い、浴槽への移動、着替え、浴室の掃除)

移動時間 移動
16:30〜17:00

1件目のA様宅で身体介護
デイサービスからの迎え入れ・着替え・排せつ介助・荷物片付け
(デイサービスの帰り時間に合わせ、自宅前で待機。車が到着してからの迎え入れ)

終了 勤務終了

上記の内容以外にも、通院の介助や排せつ介助、薬とりの仕事などもあります。

 

また、仕事の合間には、介護記録書などを事務所に提出したり、報告があれば電話やメールで会社へ連絡を入れることになります。

 

なお、仕事の依頼を受ける時には、事前に会社へ行き、利用者さんの情報やサービス内容についての確認をサービス提供者と行います。

 

初回のサービスとなる場合は、必ずサービス提供責任者が同行して一連のサービスの流れを教えてくれます。

 

今回紹介したTさんは朝から夕方までのフル勤務となりますが、訪問ヘルパーの場合には家事や子育ての合間などを利用して働くこともできます。

 

例えば、30分〜1時間程度のサービスの依頼など。

 

短い時間での依頼も多くあるため、自分の生活スタイルに合わせて調整しやすいのが訪問ヘルパーの仕事です。

 

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デイサービスで働く介護職員初任者の1日

最後に、デイサービス(通いの日帰りサービス)の1日を見てみましょう。

 

デイサービス(通いの日帰りサービス)の1日

8:00

出勤
朝礼・申し送り確認

8:30

送迎
利用者さんの送迎(車で自宅までお迎えします)

 

ルートを組んで利用者宅を回ることになります。

 

家族やヘルパーからその日の体調を確認して、車まで移動して乗降介助を行います。

 

車椅子の方は、リフトを使用した車で送迎します。

9:30

健康チェック、排せつ
到着順に、看護師や介護スタッフが健康と体調をチェックして、排せつ介助を行います。  

10:00

入浴
入浴介助(入浴希望者には介護スタッフが入浴介助をします)

 

入浴を希望されない方は、個別のレクリエーションに参加しますので、必要なサポートを行います。

11:00

朝の会
全体での挨拶とスタッフを紹介して体操をします。

 

その後すぐに昼食の準備や排せつ介助などを行います。

12:00

昼食
昼食を配膳して、必要な方には食事介助や水分補給をします。

 

食後食前に服薬される方のサポートもこの時間帯に行う業務です

13:00

口腔ケア
口腔ケア(歯ブラシや入れ歯洗浄など、お口のケアを手伝います)

13:30

入浴、個別スケジュール
入浴介助(午前に入れていなかった方を誘導します)

 

それ以外の方はレクリエーションへの参加や趣味のクラブ活動・機能訓練などの時間となるので、必要なサポートを行います。

15:00

おやつ
おやつの時間ですので、おやつの配膳と水分補給を手伝います。

 

また、連絡ノートへの記入もこの時間帯に行う業務です。

16:30

送迎
利用者さんを自宅に送迎(家族やヘルパーにその日の様子を報告し、車から玄関までの乗降、移動介助を行います)

17:00

夕礼

 

勤務先に戻り夕礼・申し送り確認・報告・連絡・相談・掃除・翌日の準備などを行って業務は終了となります。

17:30 退社

スタッフ休憩は交代でとります。

 

レクリエーションの内容などを決めるのも仕事です。

 

デイサービスのスタッフ同士でアイデアをだしながら、利用者と介護士、利用者同士が交流できる場を作れるようなレクを考えます。

 

ま他、季節に合わせてお花見などの外出するレクリエーションもあるので、その際のサポートも業務となります。

 

デイサービスの中には、半日だけの利用や入浴のみの提供、体操に力を入れているデイサービスなど、提供するサービスが様々です。

 

それぞれどんなサービスを主に提供しているかでも職場の環境は異なります。

 

実際に自分の足で行って見比べてみると違いや雰囲気も感じとれますので、デイサービスで働きたい方は現場にボランティアとして足を運んでみるといいでしょう。