介護職員初任者は人相手の仕事!事例などから予想できるトラブルを知っておく

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介護の仕事は、常に人を相手にしながら働かなければなりません。

 

また、もっと気をつけていれば防げたケースや経験があれば防げたケースもあります。

 

現場で起こるいろいろなトラブルや事故の対処法は、資格取得時の研修でも学びますが、実際に現場で起こってしまうと手も足も動かなくなり、頭が真っ白になってパニックになるということも。

 

注意して仕事をしていても、いろいろなトラブルや事故が起こることはあります。

事故

誰しも自分の予想しないことが実際に起きてしまうと慌ててしまうものです。

自分の知識や能力を過信せず、現場での事例や予想できるトラブルを繰り返し確認しておくことは経験がある方でも大切なことです。

 

講習を受ける前に知っておくことで、イメージしながら学ぶことができます。

 

現場で起こる事故やトラブルについても確認しておきましょう。

 

介護現場で起こる一番多い事故!利用者に怪我をさせてしまうトラブル

 

ニュースなどでもよく耳にすると思いますが、日常的な生活を介護するなかでは、防ごうと思っていても事故やトラブルがどうしても起きてしまいます。

 

例えば、入浴の介助や歩行介助では、一緒に付いていても転ばせてしまうこともあります。

 

食事介助の際などにも、食べ物をのどに詰まらせてしまったなど、介護の仕事の現場ではいろいろな事故が日常的に起きやすい状況になっています。

 

それぞれの場面で起こる事故をより具体的に紹介し、その対処法を説明しますので参考にしてください。

 

入浴介助の事故の例

お風呂

利用者の体の状況をよく理解していないと、事故につながります。

 

それは一瞬の出来事です。

 

  • ほんの少し目を離した間に、利用者さんが一人で歩いてしまって足をすべらせて転ばせてしまい骨折する
  • 利用者さん自身で腰かけに座ろうとして、座りそこねて尻もちをつかせてしまい圧迫骨折してしまう
  • ヘルパーの確認不足による事故としては、湯船やシャワーの温度を確認せずに体にかけてしまいヤケドさせてしまう
  • 浴槽をまたがせるときに、指先を縁にぶつけてケガをさせてしまった

このように、ちょっとした気の緩みや確認不足が大怪我をさせてしまうのです。

 

対処法

 

転倒による症状によって異なりますが、まず声かけして意識の確認をします。

 

意識がなければすぐに医師や救急車を呼びましょう。

 

また、出血しているのを発見したらその場合は、傷口をハンカチやタオルなどでおさえて止血を速やかに行うことが重要です。

 

その際に血液に直接ふれないようにしてください

 

ゴム手袋やビニール袋などで大丈夫なので、感染症から自分の身を守ることも忘れてはいけません。

 

出血の場合は止血がとても大事ですが、転倒では目に見える怪我以外にも別の部位が負傷している場合もあるので、身体中を確認する必要があります。

 

食事介助中の事故の例

お風呂

利用者さんは一人一人、薬や食べ物が異なります。

 

例えば、アレルギーがあるのに間違えて他の方の食事を出してしまいアレルギー症状がでてしまうという事故があります。

 

また、高齢者は飲みこむ力が弱いので、それほど大きくない食べ物でも詰まらせてしまいます。

 

注意深く近くで見ながら、「ゆっくり食べて下さいね」と声を掛けたりしていても、お水を取りに行った隙に食べ物をのどに詰まらせてしまい、危うく窒息しそうになった例もあります。

 

利用者さんにとって食事は楽しみですが、ヘルパーは気を抜くことができません。

 

注意深く食事の様子も見ておき、もしも食べ物がのどに詰まっているのを発見したら、口を大きくあけて指を入れてとり除いてあげなくてはいけません。

 

詰まっている時間が長くなれば窒息死してしまいますので、手で取れない場合には、腰をまげて顔をひくい状態にして、背中の肩甲骨の間をたたいたりする方法をとります

 

なお、窒息しているサインは皮膚や唇が赤紫色になるので見逃さないようにしましょう。

歩行介護中の事故の例

歩行

杖を使用すれば歩ける方の付き添い介助するケースでは、手助けの仕方を間違えるとバランスを崩してしまい転倒させてしまう事故がよくあります。

 

利用者さんに応じて、できることと助けが必要な範囲をよく把握していないと事故が起こります。

 

経験が必要な部分ですが、事故の可能性を考えて職場の先輩などに助言をえておくことで防げます。

 

利用者さんの罵声や暴力によるトラブル

介助での事故以外にも、利用者さんとの間でトラブルは起こります。

 

例えば、認知症のかたの場合、意思疎通がうまくできません。

 

ヘルパーからしてみると普通に介護しているつもりでも、他人にいろいろされることが恐怖心となり、身を守るために手がでてしまう人もいます。

 

怒鳴り散らす方もなかにはいます。

怒る老人

認知症の方とは信頼関係が必要なのですが、それが築けていても体調やその日の気分によって感情は変化します。

 

認知症以外の方でも、体や感情のコントロールがうまくできず、それがストレスになって罵声を発し、トラブルとなるケースもあります。

 

認知症への理解だけでなく、人と関わる仕事なのでコミュニケーション能力が必要です。

 

このように、介護の現場ではつねに予期せぬトラブルは起こるということを理解しましょう。

 

また、病状の変化や体調の変化にも気付いてあげることが大切です。

 

本人の様子がいつもと違ったり、手のしびれの訴えや話すときにろれつの回らないなどの状況を見逃すと、脳梗塞によって死に至るケースもあります。

 

逆に、ちょっとした変化に気づきすぐに対処すれば、軽い脳梗塞で済んだりすることもあります。

 

介護職として働くには、トラブルや事故への対応や、利用者さんの変化などを見逃さないようにすることが重要となります。

 

現場で起こるトラブルをイメージして対処法を学んでおくことが大事

 

ここで紹介した以外にも、介護の現場で起こりやすいトラブルはたくさんあります。

 

まずは、自分ができることとして、利用者さん一人ひとりとしっかりと向き合って、注意するべき情報を頭に入れて現場で働くことが介護の仕事ではとても大切です。

 

そのうえで事例を多く知っておくことで対応ができるようになりますし、二次的な事故を防ぐことが可能です。

 

起きたトラブルに対して、最善の方法であわてずに対応することが大きなトラブルにならない秘訣です。

 

それによって、利用者さんにも安心・信頼していただけます。

 

一度、信頼関係がつくれれば、ちょっとしたトラブルでも「あの人なら大丈夫!」という関係性も築けるようになります。