プロとのボーダーライン!ネイリスト最大の難関!? ネイリスト技能検定2級受験編

私の通っていたネイルスクールは、色々な講座を受講できるスクールでしたが資格取得を目的としたコースを選択していた為、3級受験が終わるとすぐに2級の受験対策が始まりました。

特に語学関係の資格などは、級が上がると難易度が難しくなるという感じで、内容が全く変わってしまうということはあまりないかと思います。

しかし、ネイルの試験は実技試験の為、3級、2級、1級と難易度が上がることはもちろんですが、試験の内容も全く違うものになるので、また一から覚えなければならないことがあるのが特徴です。

2級の試験で新たに加わるのが”チップラップ”という折れてしまった爪を補強する技術です

最近ではジェルネイルが普及したことにより、サロンワークで使うことはないそうですが、2級試験のメイン項目でもあるので、受験を考えている方は重点的に練習することをおすすめします

新たな課題”チップラップ”とモデルさん選び

リペア(爪を補強する技術)の一種であるチップラップは、短くカットした爪にプラスティックのハーフチップをグルーという接着剤を使用して爪の形に合わせて装着し、上からシルクを貼ります。

さらにレジンというグルーよりもさらさらした接着剤を塗り、爪全体を補強します。

レジンが乾いた段階で、ファイル(爪の表面を削るヤスリのようなもの)を使い、爪の表面をなだらかに整えます。

この時、爪の表面がアーチ状になっているのがベストな状態です。

チップをつけた状態でも、より自爪に近い状態に見えるかがポイントとなります。

チップラップを行う際、巻き爪の方や逆に爪の表面にカーブがなく真っ平らの場合、チップを着けることが難しく、出来上がりもきれいなアーチ状にすることが大変な為、その人の爪によってやりやすい、やりにくいが決まってしまうので、モデルさん選びがとても重要になります。

また、3級の時とは比べものにならないくらい、仕上がりの状態もより細かくチェックされます。


・キューティクル(甘皮)はカットせず、周りがしっかりケアできていて、角質やささくれが残っていないか

・カラーリングはキューティクルの際やサイドまでしっかり塗られているか

・爪の形はラウンド(サイドが直線で、先端が少し丸みをおびている形)で10本しっかり形が揃っているか

・アートはテーマにふさわしいデザインで、バランスがとれて描かれているか


など、挙げるときりがないくらい採点項目が設けられています。

ひとつひとつのチェック項目も大切ですが、仕上がりの状態、全体のバランスも採点に影響する為、指が長く、爪の形がきれいなモデルさんのほうが合格に有利と言われています。

なので、モデルさん選びも3級より難しくなるのが現状です。

私は幸い、身近にとても爪の形がきれいな友人がいた為、練習も本番モデルさんで出来本当に恵まれていました。

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2度の受験と自分の甘さ

私が受講した2級試験対策は、10回の講義に分かれていました。

新たに加わたチップラップの模擬演習を見て、2講義分で練習を行う

3講義目はネイルケアの復習。

4講義目はアートの演習。

5講義目にカラーリングの復習

6講義目以降はモデルさん同伴で授業に参加し、本番に近い状態で練習を行うという形でした。

ネイルケアとカラーリングに関しては、3級でも経験していますが2級では採点基準が大きく異なります。

3級のネイルケアでは、ニッパー(角質やささくれをカットするはさみの様なもの)の使い方はそこまでチェックされませんが、2級ではサロンワークで必要な技術が身に付いていることが条件なのです。

仕上がりがどれだけきれいに出来ていたとしても、ニッパーの使い方がぎこちない動きをしていた場合減点される可能性が高いのです。

また、本番で時間を短縮する為に、事前にケアを行ってから本番に臨む方がほとんどだと思います。

しかし、事前にケアをしたことにより本番で角質やささくれが全くない状態でも、試験開始前の事前審査で”事前の仕込みをやり過ぎている”として減点される可能性があるんです

そのようなケアがされた状態では、本番中ニッパーをスムーズに動かしていても、”使っているふりをしている”とみなされ、減点対象となってしまいます。

カラーリングについても、3級でははみ出さずきれいに塗られていれば合格ラインですが・・

2級のカラーリングとは

・キューティクルライン(爪と皮膚の境目)に隙間があいていないか

・キューティクルラインが10本きれいに揃って塗られているか

・一番初めに塗る透明のベースコート、赤のマニュキュア、最後に塗る透明のトップコートの3つがしっかり際から同じ位置で塗られているか

・トップコートはにじまず、艶が出ているか

など、指1本1本試験官がじっくりチェックします。

3級の試験項目にもあったファイリング、ネイルケア、カラーリングに関しては、3級が仕上がりを見て合否を決めるのに対し、2級では仕上がりはもちろんのこと、実際に行っている工程を重視して採点されるのが特徴です。

チップラップという新たな項目が増え、時間配分がとても重要な2級試験。

作業の工程もしっかりとチェックされることから、3級よりもさらに流れを体で覚えるということが重要になります。

私がそれを実感したのは、2級を1度落ちてしまい、再度受験を決意した時でした。

2度目の受験では、モデルさんを別の方にお願いし練習もかなりの回数付き合ってもらいました。

そのモデルさんは、自身もネイリスト検定2級を受験した経験があり、2度目で合格した方でたくさんアドバイスをもらいました。

その時、自分が採点基準を甘くみていたこと、練習不足であったことなど自分の甘さを痛感しました。

たった1回完璧に出来たとしても、次も同じように出来るとは限りません。

今まで出来ていたのに、何かのきっかけでスランプに陥り、できなくなってしまうこともあります。

また、普段の練習では出来ていたことも緊張状態がピークの本番では、100%の力を発揮することは難しいことだと思います。

だからこそ、自分が納得いくまでとことん練習し、自分の体に覚え込ませることが大切なのです。

ネイリストは人と接する仕事ですが、技術職という点で、自分と向き合う時間、練習に協力してくれる友達がとても大切だと思います。

自分は何が苦手なのか、どのように練習をしたら苦手分野を克服できるのか、自分に足りていない部分は何かなどきちんと把握し、練習をしなければいけないと感じました。

そして練習を重ね、上手くできなかったニッパーワークがスムーズに出来る様になったとき、はみ出しては修正を繰り返し・・・。

なかなかきれいにできなかったカラーリングが仕上げのトップコートまでしっかりきれいに塗れたとき、それらをしっかりと体で覚えてそこで初めて本番に臨めるのです。

ネイルサロンによっては、2級を取得していなくても就職できるところもあります。

ただ、ほとんどのサロンが”ネイリスト技能検定2級以上”を採用基準にしています。

一見華やかに見えて、とても地道な作業が多いネイリスト

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想像以上に地道な練習で、心が折れそうになることが何度もありました。

やはり自分にはネイリストなんて到底無理なのでは、と思った時期もありました。

2度目の受験というプレッシャーもありましたが、同じく2度目で合格したモデルさんが支えてくれたおかけで、乗り越えることができました。

コツコツと練習を重ね乗り越えた先に、自分の自信と就職というプロへの道が待っています。

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