地域密着型福祉を目指して!!福祉用具専門相談員取得に挑戦

  • 好きで施設に入る人はいるはずもない
  • 自宅での介護体制が整っていない
  • 介護者がいない

などの理由から施設へ入居している人はとても多いはずです。

私は福祉施設に勤務をしていて、普段からいくつかの疑問がありました。

その一つは、施設にはしっかりしている人から寝たきりになった人、痴呆になった人とさまざまな人がいますが、レクリエーションや行事などのメニューをどの程度の人に合わせるべきかということです。

そこで考えたのは一人一人に合ったサービス提供を行いたいという思いでした。

施設にいてはそれは実現不可能ですので、自分で事業所を立ち上げたいと思ったのがキッカケでした。

地域密着型と個人を尊重するサービスの第1歩

まず、手始めに福祉用具専門相談員という資格を取ることに決めました。

この資格は5回の受講で取れる資格なので、特に試験とはなく誰でも取れる資格です。

大手の福祉系の養成所でも開催されていますが、私はなるべく受講料を抑えたかったので、某薬店グループの開催している教室へ通うことにしました。

受講日は毎週日曜日だったので、取得までは1ヶ月ちょっと掛かりましたが、授業は楽しんで受講できました。

この受講を希望する人のほとんどは、工務店、福祉用具を扱っている会社の人、これから事業を始める人など、いろいろな人がいました。

丁度、介護保険制度が導入されて福祉用具の貸付が推奨されていた頃でしたので、その手の企業が参入していたこともありました。

受講内容で気づかされたこと

今まで、施設でいろんな福祉用具を扱っていましたが、扱い方はわかっていても個人に合ったものを正確に提供していたのかについては不確かです。

  • ベッド
  • 車椅子
  • 歩行器
  • 入浴用福祉用具

など種類と扱い方、人体の動きなどさまざまな内容で、この資格を持つ者は個々の福祉用具の扱い方の説明と分解と組立、使用する人に合った福祉用具の相談全般を請け負わなければなりません。

講師もさまざまな分野の人が招かれ、理学療法士の方まで来ていました。

この時に人体の動きを教えてもらったのですが、この講義で今までの自分の過ちに気づかされたことは大きかったです。

人が使うものであるのですから、人体構造を把握しているのは当然のことです。

しかし、通常の介護はそこが疎かになっているような気がしました。

私の場合は、介護職専門の学校を出ていませんでしたので、見よう見真似で介護を覚えたという感じです。

もちろん、最初はいろいろ教えてもらうのですが、独り立ちするとそれぞれのやり方がありますので、時間に追われながら利用者に負担をかけずに効率的に仕事をすることに重点を置いてしまいます。

しかし、寝たきりで全身硬直した人もリハビリによって改善されると教えてもらったのでは、この講義を受けて初めて知ったのです。

目からウロコ、カルチャーショックと言っても過言ではありません。

たくさんのものを得られる有意義な時間

勉強するのは面倒という人もいるかもしれません。

特に福祉用具専門相談員は介護職員にとっては必要な資格ではないからです。

しかし、福祉というつながりがある以上、無駄なことはないと思っています。

現に仕事では得られない専門知識を得ることが出来ましたし、それを仕事に役立てるようにもなりました。

新しい知識を得ることは、初心に戻れるという利点もあります。

今までの自分の仕事を振り返り、反省する点はないか、これから仕事をする上で役に立つことはないか、利用者への対応はどうであったか、など、いろいろと考える機会が与えられるので、自分自身だけではなく、利用者の立場に立った介護に良い影響を与えるのは確かです。

介護職は本来、この資格を持っていても役に立つことはほとんどありません。

しかし、施設内において定期的に勉強会などが開かれていないところの職員は、自ら進んで勉強する機会を得ないと仕事の質も向上しませんし、惰性でただ仕事をしているだけで終わってしまいます。

同じ仕事をするのであれば、より多くの知識を持っていたいですし、そこに刺激が加われば考える機会も増えることになります。

そのような時間を作ることは、決して無駄ではありません。

たくさんのものに触れて、知識を得ることはとても大切なことでもありますし、自分自身にとっても有意義な時間が過ごせると思います。

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